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空手道部 【記念式典】スポーツは社会人としての資質をみがく 昭和26年に創部された空手道部が平成24年11月10日(土)60周年の記念式典及び祝賀会を盛大に開いた。式典には佐藤武司OB会長(30回)らOB60名、大学関係者と現役部員20名が出席した。祝賀会には徳永光俊学長はじめ大学関係者、大樟体育会、全日本学生空手道連盟、関西学生空手道連盟、関係各派ら来賓150名を加え総数230名の出席者で、同部の半世紀以上に及ぶ歴史と伝統を称賛し、さらなる活躍を期待する声で会場は最後まで盛りあがった。 式典は学歌斉唱に次いで物故者への黙とうのあと佐藤OB会長が「空手道部が今年創部60周年を迎えました。この席に創部されました1期生の新堂友衛、田中博、笹井誠氏らの諸先輩のご臨席をいただき、大変うれしく思います。今年は母校が創立80周年を迎えましたが、当部も大学の歴史とともに歩んできました。60年の中で素晴らしい先輩たちに恵まれ、これからも現役部員へのご指導、OB会へのさらなるご支援をお願いします。最近の学生は運動部を敬遠しがちですが、4年間スポーツをすれば社会人としての資質が身につきます。部員が増えることを望みますとともに現役諸君は練習の方法などさらに磨き、関西さらには全日本での「優勝」を目指して精進して欲しい」と述べた。 次いで本学理事の崎田洋一事務局長が「創部当時は道場もなかったが、昭和35年には全日本で準優勝し今日まで本学の名声をあげていただいた。空手道は、自我を確立し他者を認め合うという人格形成に最適のスポーツです」と感謝された。高松亨教授が同部の顧問の立場から謝辞を述べ、大樟体育会の下垣恒彦会長が「強い空手道部の復活を願っております」と激励した。 式典の最後は感謝状の贈呈があり高松顧問、與世田正雄師範、宇陀武司監督をはじめ、現在フランスで空手道の普及に努められ「南武道場」を開所されているOBの南部義尚さん、海外で活躍されている塚田良三・蒲原勉さんらに贈られた。 鈴木隆夫前OB会長が閉会のあいさつを述べたあと、61代への幹部交代式が行われ、新主将に永棟誠君が選出され今後の活躍を述べた後、與世田総監督が「これまで苦難の連続でしたが部の解散もなく60周年を迎えられました。今日を機に一から出直すつもりで頑張ります。大経大空手道部をこれからも温かく応援していただきたい」と決意を述べた。坂本勝宣コーチが閉会の辞、最後に逍遥歌を斉唱、60周年の歴史を祝うにふさわしい式典であった。 【祝賀会】クロアチアから来日、迫真の演武を披露 祝賀会は学生会館に移動して行われ、全日本学生空手道連盟、関西学生空手道連盟をはじめ関係各派のご来賓が多数臨席され、一段と華やかな雰囲気で始まった。学歌斉唱のあと60周年記念式典與世田実行委員長が「30、40、50周年とも大阪市内のホテルで開催しましたが、今回は大学のご好意で2年前新装なった学生会館をお借りしました。今日は明るい部屋で思う存分お楽しみください」と開宴のあいさつ。次いで佐藤OB会長が「母校は今年創立80周年を迎え、キャンパス整備計画として学生会館、体育館、図書館、J館と新・増築されました。2年後には本館が大学のシンボル的な学舎として竣工します。今日は創部当時の諸先輩もご臨席いただき、60年の歴史を感じます。 一方「草食系男子」が多いといわれる世の中、武道系を愛する気合いの入った若者をどう育てるかが私たちに問われています。本学の各運動部は大学にこられるお客様に会釈する運動を奨めています。当部も10年、20年と伝統をつないでいく中で、皆さまの温かいご指導を願っております」と歓迎のあいさつ。 来賓として大阪経済大学徳永光俊学長が「創部60周年おめでとうございます。また今日はご多忙の中、全日本学生空手道連盟、関西学生空手道連盟からも多数お越しいただき感謝申し上げます。当部1期生の新堂友衛さんはじめOBの方々を加え230名がお越しになり、大変ありがたいことです。グローバル化といわれる今日、空手道は本学の中でも大きな位置を占めており、武道は日本人の心を持たねばなりません。20年後、本学は経済・経営系の私立大でbPを目指します。そのため目標を高く持ち、一歩一歩進みます。空手道部も大学とともに歩んで欲しいと願っております」。 全日本学生空手道連盟の古川一彦理事長は「長い年月の中先輩、学生の努力が今を築きました。大経大の空手道部が栄えれば関西、全日本も栄えます。日本人として社会の人材を育てるのが空手道です」。次いで岡本敏良関西学生空手道連盟理事長は「大学の理解と協力で60周年を迎えられた大経大は、関西学連の初期の時代から協力を頂き感謝しております。また與世田さんは学連の常務理事であり審判部会代表として日々ご活躍を頂いており学連を代表して深く感謝をしております」と祝辞を述べた。 次いで来賓の紹介がありいよいよ祝賀会のハイライトともいうべき「演武」が始まった。真武館真勝流刀道の古坂勝也さんら4名による真剣での居合斬り、糸東流空手道でウイーンで指導されている大下正孝さん(15期)が「五十四歩」の演武、本学現役の牧谷泰宏主将のセーパイ、久江郁朋副将によるバッサイ大の形披露のあとOBの「南武道」の道主南部義尚さん(15期)がクロアチアから2人のお弟子さんを連れ来日され、迫力ある数々の演武を披露、会場は静まり返り割れんばかりの拍手を送った。 鏡開きは6人の方で力強く開かれ、乾杯は全日本学生空手道連盟副理事長で中・四国空手道連盟理事長の波多洋治さんが音頭をとられた。重厚なテーブルクロスが敷かれた各テーブルは一気に談笑の輪が広がり、本学マンドリン部のさわやかで清涼感あふれる演奏が会場いっぱいに包み込んた。 空手道の稽古に喜び、稽古に泣きそれでも空手道を愛する人々の祝宴も、結びはOB会名誉会長の新堂友衛さんが「私たち1期生の蒔いた空手道というタネは小さかったですが60年を経た今日、大きく育ちしっかり定着しました。大経大の空手道部のさらなる成長を今日お越しになられた皆さまとともに楽しみにしております」と謝辞を述べた。名残を惜しむかのように、「逍遥歌」が応援団OBの糸数勝彦さんの力感あふれるリードで空手道部OBによって歌われる中、OB会副会長の前田尚二さんが「大経大空手道部の将来は明るい。今日は心からお礼を申しあげます」と笑顔で祝賀会を閉めた。 広報部長 平田 義行 |