2011
 
2011年度
寄稿原稿特集

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大学周辺の変わり様に驚く

珠算研究部OB会

 平成23年10月8日(土)、珠算研究部OB・同期会を10年ぶりに行いました。大学正門前に午後2時に6名が集まり、キャンパスを歩きましたが、昔とかなり変わっており、記念館ができていたり、学館が新築されたり、クラブBOXも工事中で驚くばかりでした。そういえば阪急上新庄駅周辺も変貌をとげ、昔の駅のイメージが全く違っており、大学へたどり着くのも大変でした。帰りは、新しくできた「瑞光4丁目」駅から地下鉄に乗り、今里で乗り換え難波へ行きました。

 予約した店で午後5時より宴会を開始。初めは、飲みながら食べながら、各自の今の話や、家族の話で盛り上がり歓声をあげながら、薄くなった髪の毛と、シワの入った顔が38年前にタイムスリップ。気持ちは完全に20代です。我々の学年は大学の紛争に巻き込まれ、自治会再建を叫ぶ一部学生の影響で、珠算研究執行部を動かした年で、懐かしくもあり真剣な話でもありました。雰囲気は学生時代に議論したムードと変りなく、腹を割った話はわずかに残っていた心のシコリを38年ぶりにほぐしてくれました。当時はみんな真剣で、部員一人一人が社会の中における珠算部の在り方、珠算の意義、また部員としての生き方を問い、悩み、苦しみ、討論もし、もがいていました。でも、この経験が実は社会に出てからの人生にどれ程プラスになったかわかりません。私自身は36年間高校教師生活を送りましたが、その原点はこの大経大の4年間、その中でも特に珠算研究部できたえられた経験がどれ程役立ったかわかりません。

 仲間は今58歳。定年退職を迎える2年後に再会の約束をして別れました。

参加者=林、植田、木戸脇、元吉、山本、塚本

塚本行雄(41回)

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