2011
 
2011年度
寄稿原稿特集

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“部員を集め 再活動を始めよう”
山岳部創部65周年記念式典を開く

山岳部OB会

 山岳部OB会(経稜会会長=古久保晴男氏31回卒)は、山岳部創設65周年・大阪経済大学白馬ヒュッテ設立50周年記念パーティーを2011年9月17日、ホテル阪急インターナショナル(大阪市北区)でOB33名、大学関係者、ワンダーフォーゲルOBなど10名が出席し盛大に開かれた。

 ‘46年に創設された山岳部は、半世紀以上に及び多くの岳友を育ててきた一方、‘61年に長野県小谷村に建設された白馬ヒュッテは部の歴史とともに歩み、山を愛する全ての人々に感動を与え、内外にわたり母校の名声を大きく上げた。

 式典は経稜会副会長の村手勉さん(41回卒)の司会で始まり遭難者、物故者への黙祷後、元大阪経済大学教授・山小屋建設委員長の古久保五郎先生のご子息でOB会長古久保晴男さんが「白馬ヒュッテ50周年を経て会長をさせていただき、父との巡り合わせを感じます。私は山岳部に入るとすぐに山小屋建設が始まり、現地に入っては荷揚げの毎日でした。また山岳部は台湾雪山、ニュージランド、マッキンレーなどの海外遠征もしました。多くの方々に支えられてきた65年間、これからもこの絆を大切にしていきたい」とあいさつされた。次いで大樟会体育会下垣恒彦会長、大学から河井保雄学生部長、北川健管財課長の皆さんが祝意を述べた。

 乾杯は元山岳部顧問の故大槻弘先生の奥様大槻文子様が「節目の年に招かれ感謝します。懐かしいお顔ばかりで、本当に懐かしい」と盃を上げられ、宴は一気に盛り上がった。宴半ば、会員の思い出話や近況報告が始まると皆さん、タイムスリップされたようで、話しの折々に山男の優しさが伝わってきました。

 式典には部の史実と豊富な写真が掲載された記念誌「山岳部の歩み」が発行され、皆さんに配られた。これはあしかけ6年の歳月をかけ編纂されており、さらに部屋の周囲には貴重な資料や旗、大きな写真が並べられ、65年の歴史が一堂に展示された。

 最後に式典の実行委員長で記念誌の編集を担当された山下辰次さん(29回卒)が「卒業して改めて感じますのは“絆”です。皆さんの和があってこそ今日の日を迎えました。山岳部は現在部員がおらず休部状態となっていますが、皆さんのご協力で一日も早く復活、活動を再開したいと思います」と結ばれ、再会の願いを込めた山岳部の部歌が会場内に大きく響いた。

広報部長 平田義行

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