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弘法大師と棕櫚(しゅろ)の町として知られる和歌山は海南市の出身で、県立海南高校から本学経営学部に進学、一時は芸能界入りを目指したという経歴の持ち主。現在は安らぎの空間をビジネステーマに、世界を相手にガーデニングと庭暮らしをライフスタイルにした商品開発と、その制作、販売に注力する企業のリーダーとして奮闘中。 昭和50年3月卒業後、建築金物の商社「マツ六」に就職、3年間東京勤務を経験し、退職後郷里に帰り、父が「棕櫚縄などの園芸用品」を製造販売する高岡正一商店に入店、営業マンとして全国を飛び回る。 しかし同じ商売をするなら自分でやろうと、昭和55年の夏、26歳の時、資本金350万円を父親から借り受け、大学時代の友人と4人で「タカショー」を設立した。 以来10年で10億円、その後の10年で100億円と売り上げを伸ばし、現在では年商140億円、資本金5億7000万円、従業員386名を抱える企業に成長し「すでに株式公開は経験しているが、近い将来東証一部上場をめざす」と意気込んでいる。 「風、水、心、光、緑という自然とのかかわりの中で、より親しみやすい庭づくりをサポートする。つまり庭空間をトータルプロデュースするというのが当社の企業理念ですが、これが国内だけにとどまらず、中国における生産拠点としての役割、ドイツの販売会社タカショーヨーロッパを通じてのEU市場の開発など、ビジネス・デザインのフィールドが世界に向けて広がろうとしている」と、すべてに前向き姿勢。一段の飛躍が期待される。 (聞き手=森川義一)
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