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人口72000の奈良県大和高田市のナンバー2にあって行政の推進役をするのは本学39回卒の松田秀雄さん(57)。 卒業のその年に入庁、各部署を経てこの春、晴れて副市長になった。 あまり聞き慣れない肩書だが、地方自治法の改正でこれまでの助役をそのように呼ぶようになった。 「いやあ、生まれ育った郷土で働き、そこで大切な仕事をさせてもらえるのは有り難いことです」「市域は16・5平方キロしかないですが、市政の施行は県内では奈良市に次いで2番目の古参です。言ってみればコンパクト都市ですねえ」と市域の狭さを逆手とった街づくりも必要だという。 経大卒の同期入庁は3人いて、現在も10人ほどの同窓生がいるというから副市長としては心強かろう。 「ゼミは鈴木亨先生で勉強以外のことも色々教えていただきました。在学時は学生運動の盛んな頃で、いわゆるノンポリ。キャンパスには卒業以来、顔を出してないんですが、いつか機会をみてと思っています。道路で2分された旧学舎が思い出されます。懐かしいですなあ」 「澱江などで見ると今はどこかの高級ホテル並の建物ばっかり。駅からの道順わかるやろか」「在学生に言いたいことは何事も反省の上にたって将来を見据えること。それから学園生活を精一杯に活き、かつ精一杯楽しむこと。頑張る先に必ず道が拓けてきます」。 ひとなつこい表情を一瞬緊張させた。 (聞き手=山本長彦)
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