2014
 
2016年大樟会理事会
大学の奨学金制度の支援に向けて始動

 平成28年度大樟会理事会が5月28日(土)午後1時からD館32教室で開催された。当日は、理事総数214名のうち102名が出席、委任状提出が75名で、会議は成立した。

 はじめに物故者に対し、全員で黙祷を行った後、小林真人副会長の開会宣言があり、田村正晴会長が挨拶を行った(要旨別記)。続いて議案審議に入り、昨年と同じく議長に進木伸次郎常務理事(33回)、副議長に田中伸治常務理事(45回)を選出、まず、新しく常務理事に就任した眞鍋一美氏(32回)、西村幸雄氏(43回)、山田武氏(74回)の3氏が紹介された後、審議に入った。

 第1号議案の平成27年度の事業報告では、事務局から総務部、広報部、組織部の事業の実績が報告された。特に、同窓会設立80周年を記念する事業として、総務部関係では記念総会の懇親会には約660名を超える参加者があったこと、また、広報部関係では、会報誌「澱江」51号で、同窓会設立80周年を記念して開催された臨時全国支部長会議における討議の内容の集約、支部長座談会、井坂健一元理事長の特別インタビュー等の特集を組んだことなどが報告された。さらに組織部からは支部総会・部会、同期会・クラブOB会の活発な活動状況、また活動を休止していた鳥取支部が8年振りに再興されたこと、3支部、1団体の支部長、会長が交代したことなどが報告された。この後、財務部からの決算報告では、80周年記念総会の会費収入が減少する一方、「澱江」制作費を大幅に圧縮したことなどにより、収支は対予算で改善した。

 第2号議案の事業計画について各担当部長から説明があった後、財務部から収支予算について、総会収入、利息収入が減少するなか、80周年記念事業費も減少することなどにより対前年度予算で収支は改善する旨の説明があった。

 第3号議案では、小林副会長から、同窓会設立80周年記念事業として大学の奨学金制度のうち「緊急修学援助奨学金制度」と「遠隔地奨学金制度」に同窓会枠として採用人数を追加すること、入試広報(高等学校訪問)を支部の組織力を動員して支援すること、さらに黒正巖博士の命名による京都市の「哲学の道」の表示板が老朽化しているため、建て替えることについての説明があった。

 第4号議案の会則改定については、事務局より大学の奨学金制度の支援に伴う会則の改定および内規の新設等について説明がなされた。

 これらの説明に対し、坂本勝宣理事(45回)から収支予算における対前年度予算比較に対する疑問、中村敏啓理事(31回)、森川義一理事(25回)他から次期繰越収支差額の基金組み入れについて、また、同窓会設立80周年記念事業としての大学の奨学金の支援の具体的な運用方法、時期等について質問が出され、事務局および本部から説明がなされた。

 以上、審議の結果、それぞれ承認された。


写真

会長挨拶(要旨)
"大学はだれのものか?…大樟会会長 田村 正晴

■一昔前のことですが「会社はだれのものか」が話題になったことがあります。所謂コーポレートガバナンスのあり方が議論されました。経営者、株主、組合の過度の圧力や不当な要求を抑制し、それぞれの役割を果たし、企業の社会的責任の履行と企業の繁栄をもたらす仕組みが見直されてきました。
今、大学でも同じようなことが起こっています。「大学はだれのものか」の議論が始まっているのです。大学の構成員がそれぞれの役割を果たし、大学の社会的責任の履行と大学の繁栄をもたらす仕組み、言わばユニバーシティーガバナンスの見直しです。大学が「象牙の塔」と称された時代には、「学問の自由」や「大学の自治」に鑑み、大学は教育研究を担う教員のものとの理解が少なからずあったように思われます。しかし、大学大衆化時代を迎え800校近い大学がサバイバル競争にしのぎを削り、大多数の学生が職業人を目指す現状から、大学は決して教職員だけのものではなく学生、保護者、卒業生、企業社会、地域社会等の多くのステークホルダーのものである、との認識が深まりつつあります。
大樟会も「学外ステークホルダー」の一翼を担うものとして、その役割を果たしていかなければなりません。大学の改革と発展を見ることが、取りも直さず卒業生の帰属意識を高め、大樟会の発展につながります。したがって、私達は自ずと「大学の将来像」に大きな関心を持たざるを得ないのです。
そうした現状認識の下、昨年は80周年事業の一環として臨時全国支部長会を開催し、支部長の声として、@地方試験会場の復活、A地方の卒業生の出身高校訪問、B子弟入試の促進、の3点を要望書として大学に提出しました。同窓会の歴史の中で、初の試みではなかったでしょうか。今後とも、私達は様々な形で大学との対話と絆を深め、「モノ言う同窓会」を堅持してまいります。人のつながる力を育て組織し、反映させていくことは同窓会の役割であり、私達に課せられた使命です。

■今年度の主な課題について若干申し添えます。
1点目は、「三人集れば大樟会」の精神で、規模に拘らず様々な機会と場を設けていくことです。今、大樟会の傘下には60ほどの支部・団体がありますが、同窓会100周年を視野に100支部・団体を目標に長期的な挑戦をしていきたいものです。
2点目は在学生に占める女子学生の比率は、25%に迫っています。すでに大樟会でも女子の比率は年々高まってきています。旧高商以来の"男臭いOB会"からOGも集える同窓会や「女子会」にどのように変身できるのか、喫緊の課題となってまいりました。
3点目は、学生支援事業をさらに強化してまいります。在学生への「支援対策費」として@大樟会奨学金制度の設立 A地方受験生の支援事業を推進いたします。また、卒業生子弟(親子3代)の入学支援策も継続課題として検討してまいります。
4点目は、大樟会総会は今年も大学のホームカミングデーのもとに開催する予定です。「つながる力1」「経大ファミリー」のホームカミングデーを目指していただくよう、大学に強く要望してまいります。
皆さんのご理解とさらなるお力添えをお願いいたし、ご挨拶といたします。

以上