2014
 
2014年度卒業式・学位授与式 盛大に挙行
1516名の卒業生が社会に雄飛

 2014年度卒業式・学位授与式が、2015年3月14日(土)、70周年記念館「フレアホール」で挙行された。式は午前10:00から経済学部、人間科学部、経済研究科、人間科学研究科、午後1時から経営学部1・2部、経営情報学部、経営学研究科、経営情報研究科の2回に分けて挙行され、卒業生は学部合計で1,470名、大学院合計46名の計1,516名で、卒業生総数は9万1,810名となった。

 会場はスーツ、晴れ着で正装した卒業生で満席となり、吹奏楽部の演奏、グリークラブの合唱で会場の雰囲気が高まるなか、列席者の紹介された後、各総代に卒業証書、学位が授与された。


「道理は天地を貫く」という言葉を覚えておいてほしい(抜粋)…コ永学長

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 次に、式辞に移り、まずコ永光俊学長は「本学は1932年に始まり、2012年に創立80周年を迎えました。そして9万人を超える先輩方がいらっしゃいます。今回卒業される皆さんは先輩方からのバトンをしっかり受け取り、在学生につないでいってほしいと思います。そして、大経大プライド、大経大の卒業生であることに誇りを持って社会に出ていってほしいと思います。

 最近、京都の長岡京室内アンサンブルの演奏会でモーツアルトの曲を聴いたのですが、メンバーがとても個性豊かに楽しそうに演奏していました。音楽監督の森悠子さんは「演奏者は楽譜に書かれていることに囚われるのではなく、作曲家が表現しようとした響きのなかにある宇宙というものを感じていると、自然に調和のとれたアンサンブルになっていきます」と言われていました。「音楽を楽しむ」。この音楽を人生に置き換えて「人生を楽しむ」。そこに人生の妙味、面白さがあるのではないかと思います。

 また、生物物理学者の大沢文夫さんは「いい研究をするには、まず損得勘定を捨てること。大切なのは本当におもしろいと思えるかということです」と言われています。学問、研究を人生に置き換えても同じことが言えます。森さん、大沢さんの二つの例のように、人生にとって大切なことは何か、ちょっと立ち止まって考えてほしい。

 本学の初代学長の黒正巖博士は「道理は天地を貫く」と言われました。いろんなことがあっても、結局、人の生きるべき道理はこの世界を貫いている。世界で大経大にしかないこの言葉を覚えておいてほしい。

 最後に、これは毎年卒業式で言っていますが、皆さんに「お陰さま」という言葉を贈りたいと思います。私の母親がいつも言っていた言葉です。「お陰さま」という気持ちで感謝する。この言葉が、私の研究者として、教育者としての基本軸となっています。

 今日、帰ったら、大学に行かせてくれたお父さん、お母さんに卒業証書を見せて「ありがとうございました。お陰さまで卒業できました」と言ってほしいと思います」とのメッセージを贈られた。

学校との縁の切れないつながりを(抜粋)…佐藤理事長

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 続いて、佐藤武司理事長は「私は、51年前の本学の卒業生です。ちょうど東海道新幹線が走った年です。東京オリンピックもこの年に開催されました。そして、本日、正しく卒業式の日に北陸新幹線が走りました。皆さん方のこれからの長い人生のなかで、本年は非常に印象的な年になるのではないかと思っております。

 皆さん方は、いよいよ社会人一年生ということになりますが、お陰さまで、経済も良くなってきて、皆さん方、いい会社に就職できたことと思います。しかし、いいことばかりではありません。時にはつらいこともあるでしょう。時にはいやな先輩もいるでしょう。そういったことに耐えていくことが、皆さん方が仕事をしていく上での原点になります。これからの長い人生のなかで、皆さん方は大阪経済大学の卒業生であるということがついてまわります。どうか誇りを持って、大学に対する思いをしっかり持って、頑張っていただきたいと思います。そして、皆さん方の後に続く後輩たちに道を拓いていただきたい。

 もう一つ申し上げたいのは、本学には大樟会という同窓会組織があります。北は北海道から南は鹿児島まで支部が分散しております。皆さん方は、卒業しますと同窓生ということになります。これから社会に出ると、苦しいこと、厳しいこと、楽しいこと、いろいろあると思いますが、同窓会組織にも参加していただき、先輩達の話を聞いたり、同輩と楽しい時間を過ごすような学校との縁の切れないつながり方を是非お願いしたいと思っております。そういう意味で、同窓会組織が発展することによって、今後、学校が90年、100年と続いていくのです。

 皆さん方は、幼稚園から数えますと20年くらい学校生活を経験してきたことになるでしょうが、大学を卒業したことで、一応、卒業式も終了ということになります。そういうことで、ご両親や教えていただいた先生方を含めて感謝の気持ちを表して、社会に出て頑張っていただければ、先輩としてもうれしく思います」と述べられた。

自信を持って自らの道を邁進してほしい(抜粋)…田村大樟会会長

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 来賓の田村正晴大樟会会長は祝辞として「皆さん方は、いよいよこれから人生の本番を迎えます。そこで、卒業生の一人として、また社会人の一人として、皆さん方に是非心得ておいてほしいことを一つだけお話しいたします。

 それはブランド大学とかブランド企業と言われるところのブランドを信じるなということです。18歳の時の進学先の大学で人生が決まるわけではありません。同じく、卒業後の就職先の大小で充実した企業人生活を送れるわけでもありません。大学の外へ一歩出ると偏差値は全く通用しません。むしろ皆さん方の仕事振りが人生を大きく左右すると私は思います。確かに、世間では、大学のブランドに寄りかかって得をする人もあります。逆に、大企業に入って、大きな組織に飲まれてしまう人もあります。また、私たち自身にもブランド願望みたいなものが根強くあることも事実です。しかし、ブランド志向とかブランド願望といったものは、私たち経大人にとっては、正に自らを否定する自己否定につながるのではないかと、私は思います。本学の9万人を超える卒業生は大学ブランドで生きてきた訳ではありません。母校で学んだことに誇りを持ち、母校の看板を背負って自力で各界、各世界で活躍をしておられます。

 どうか皆さん、寄らば大樹とか、ブランドに頼るのではなく、自らの力で、力のある職業人になっていただきたたいと思います。社会では、様々な分野で、全国の津々浦々で、9万人のOBが皆さん方を見守っています。どうか自信を持って自らの道を邁進されることを祈念します」と、はなむけの言葉を述べられました。

 その後、卒業生代表の答辞があり、参列者全員による学歌斉唱があり、卒業式は滞りなく終了した。

広報部 内田 敏雄