2019
 

 

研修会・懇親会を開催
西平事務局長が判例研究の講演
社労士大樟会

 社労士大樟会の第11回研修会・懇親会を平成31年2月9日(土)午後2時30分から本学E館7階で開催しました。

 研修会には、大学から崎田洋一常務理事、大樟会から田村正晴会長、竹中亨事務局参与、内田敏雄事務局長、税理士大樟会からは中坪健治会長、堀田修副会長にご来賓としてご臨席を賜わりました。

 研修会の開催に先立ち、会長の飯田政信氏(35回卒)から、労働基準法の約70年ぶりの大改正を伴う「働き方改革」は、多様な働き方を選択できる社会の実現を総合的に推進するため、長時間労働の是正、多様で柔軟な働き方の実現、雇用形態にかかわらない公正な待遇の確保等のための措置が講じられるもので、社労士の活躍が大いに期待されており、国民の負託にこたえるべく使命を果たしていきたい、と挨拶がありました。

 研修会は西平綾太氏(事務局長 48回卒)による「トラック運送業 運転手の割増賃金について」というテーマでの講演です。名鉄運輸割増賃金訴訟(地裁:会社が定めた標準運行時間による賃金計算には合理性がある)、東京港運送事件(地裁:時間外勤務時間に対する手当(割増相当額)とは認められない・2年間の未払い賃金+付加金+賃確法利息14.6%=900万円にもなる⇒控訴)、シンワ運輸東京事件(地裁:時間外労働の対価性+法所定の割増賃金額を上回る=有効な固定時間外手当・・・東京港運送と同じような手当だが認容のされ方が特異な事案⇒控訴)、国際自動車事件(最高裁:歩合給から割増賃金相当額を控除することは問題となりえるものの公序良俗に反し無効とは言えない)、東京エムケータクシー事件(地裁:利益配分(出来高給)の割増賃金を定める場合に算出基礎から固定部分の割増賃金額を控除する算出方法が採用されたからといって当該定めが当然に37条の趣旨に反するものとして公序良俗に反し無効であると解することはできない)、日本ケミカル事件(最高裁:定額時間外手当を上回る金額の時間外手当が発生した場合に労働者がそれを認識し直ちに請求できる仕組み等は定額時間外手当を有効ならしめる必須の条件ではない・社労士が定めた事務フローから漏れて固定時間外手当確認書を取らなかった1人の労働者が最高裁まで争った事案)等の解説が行われました。最後に酒井三雄氏(副会長・研修部長 35回)からの締めくくりのご挨拶がありました。

 研修会終了後は、大樟ラウンジでの懇親会です。当会の北埜博紀氏(理事 53回卒)の司会で、まずは、崎田常務理事から大学の動向をご披露頂き、大樟会の田村会長からは本会の会員増についてご激励をいただきました。次いで中坪会長の高らかな乾杯のご発声で懇親会はスタートしました。和やかな雰囲気の中、情報交換、昔の思い出、近況報告等々の話が弾みます。おいしい食事とお酒に歓談は尽きませんが、楽しい時間は短いもので、瞬く間にお開きの時刻となり、飯田会長による中締めとなりました。芸術会グリークラブOBである当会の浅香忠彦氏(46回卒)の先導で学歌を斉唱し、竹中参与のファイトあふれる逍遥歌とエールでお開きとなりました。

 なお、社労士大樟会では引き続き会員募集を行っております。入会ご希望の方は下記までご連絡ください。

〒599-0212
大阪府阪南市自然田1915-37 西平労務事務所
TEL 072(472)2297
FAX 072(471)7226
mail:ayata@silver.ocn.ne.jp

事務局長 西平 綾太(48回)

写真
研修会

写真
記念撮影