2015
 

 

支部創立50周年記念事業 盛大に挙行 福井支部

 福井支部は昭和41年(1966年)10月9日、敦賀市の料亭「あみや」に有志が集い創立総会を開いて支部が誕生して以来、今年創立50周年を迎えました。この節目の年を記念して7月25日(土)、盛大に記念講演会、記念式典、記念祝賀会を開催しました。

 記念講演会は本学の同窓生(37回卒)でもあります前ジャパネットたかた代表取締役 高田 明氏を講師に迎え、福井商工会議所地下大ホールを埋めるおよそ600名の聴衆を前に「感動を伝えたい、夢持ち続け日々精進」をテーマにご講演をいただきました。

 記念講演会の後、ユアーズホテルフクイで開かれた記念式典は大学から佐藤武司理事長、コ永光俊学長、大樟会から田村正晴会長、小林真人副会長、田中伸治京都支部長、五十棲保彦愛知支部長、小池勝章備後支部長、鍛冶一英石川支部長ほか大勢のご来臨をいただき開催されました。また、創立以来支部活動に尽力された吉田叡氏に感謝状を贈り、その功績を称えました。

 式典の終了後開催された祝賀会には講演をいただいた高田明氏も交え、ジャズの生演奏を聴きながら和気あいあいの時間を過ごしました。最後は恒例の参加者全員が肩を組み円陣となって学歌、逍遥歌を歌って締めました。

支部長 石橋 隆夫(32回)

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大阪経済大学大樟会福井支部創立50周年記念講演会から
講師:潟Wャパネットたかた前社長 A and Live 社長 高田 明氏
福井支部

大樟会福井支部創立50周年
(株)ジャパネットたかた前社長 高田 明氏を招き 記念公開講座を開催

 高田明氏(本学経営学部・第37回卒)を招聘する案は5年前からあり、福井支部長の石橋隆夫氏が直接佐世保まで出向き、講演会のお願いをしたものの一度は断られ、昨年、再度、佐世保本社を訪問するなど三顧の礼を尽くして今回の記念講演が実現したものです。
平成27年7月25日(土)午後3時から、福井商工会議所大ホールで開催された記念講演会には700名の市民らが入場し満席となりました。本学からは佐藤理事長ご夫妻、コ永学長、田村大樟会会長、それに数人の大樟会常務理事、近隣の支部長らも出席しました。講演の内容はユーモアも交えて多岐にわたりましたが、一代で年商1500億円を超える一流企業に育てた社長の含蓄のある言葉に聴衆は感動しました。
また、講演の最後には本学のPRまでしていただき、集まった聴衆の皆さんには「大阪に大阪経済大学あり」を周知していただく絶好の機会となりました。
活字では当日の雰囲気は残念ながらお伝えできませんが、講演の要約を下記に掲載します。

 福井支部創立50周年という栄えある席へ私を呼んでいただき、厚く御礼申しあげます。
 石橋支部長さんが5年前に佐世保にお越しになられて、昨年もお越しいただきました。「私はテレビで商品を売っている人間でしょう? だから私にはそんなお話はできません」と言ったのですが、石橋さんの熱い思いでやってまいりました。

 皆さんは私の声を聞いて「本当に高田さん?」。(笑い) 高田ですよ。テレビでいつも29,800円というだけの高田ではありません。いつもあのような話し方をしていたら多分66歳の今までもっていなかったでしょう。私は何であんなにテンションが高いのかという話はですね。人間に一番大事なのは何ですか?「情熱(passion)」です。人間は何歳になっても前向きに、前向きに情熱をもって話をしていく。私はテレビカメラの前に立つとテンションが上がってくるのです。演出ですか?と言われるのですが、演出ではできません。演出であれをやっていたのでは伝わらないのですね。
 自然な形で原稿もなく、自分の心と情熱をもって伝えていく方法が一番コミュニケーションがとれると思っています。私は少しゆっくり話していますが、だんだんとテンションが上がり早口になっていくのです。(笑い)
 よく若いですね、と言われます。何だと思いますか? ローラルゼリーなんですよ。(笑) ミネラル、ビタミン、アミノ酸…。私も飲んでみようという方がいらっしゃるかもしれませんが、その時は0120-441-222のジャパネットまで。(笑い)

 現状をお話しますと、ジャパネットタカタは本当に全国の皆さんにご支持をいただきながら昨年で年商1500億円。本当に小さなカメラ屋からスタートして、皆さんの思いをいただいてこういう立場に立ったということは本当に幸せ者だと思っております。厚く御礼申し上げます。
 私はこれだけは伝えたいということがあります。それは皆さんいつの時代に生きていますかということなんですね。生き方で一番大事なものは「今を生きる」「今しかない」ということです。
 人間は殆ど過去にとらわれていないではないですか。未来に不安を抱いていませんか? 未来を悩むよりも今を生きること。私は66歳ですが、あと50年は生きると神様が寿命をくれまして、5年くらい前から116歳まで生きると宣言しています。その頃にはこの会場の7割くらいの人はいないでしょうけれどね。(笑い)
 過去を参考にしても過去に捉われたらダメですよ。林先生が言っているでしょう「今でしょう!」。そうしなきゃ「ダメよ、ダメダメ」。テレビで流行しましたが、これらの言葉は僕のための言葉なんです。(笑い) 人間でも企業でも今を自分がどれだけ精一杯生き続けているかということです。

 私は、学生時代、優秀な学生とは言えませんでした。上新庄駅前のパチンコ屋へ寄って、大学へ通っている学生でした。ただ、一つだけ誇れるのは将来英語を使う職業につきたくて、一生懸命英語の勉強をしたことです。卒業して貿易会社へ就職したら社長が認めてくれて、ヨーロッパへ8か月間行かせてくれました。今から43年前、今の若い人がちょっとヨーロッパへ、という時代ではないですよ。

 ひとつ申し上げたいことは、今を一生懸命生きる。好きなものを見る。それを徹底的にやったらどんどん課題が見いだせるのです。私がテレビショッピングに出るでしょう。これはどれくらい注文があるか9割方わかるんですよ。26年間の経験で分かるのです。ひとつの言葉だけで売れるのですよ。これは伝えるテクニックではないのです。「心」です。人間は伝えようと思ったら、情熱をもって精一杯命をかけて伝えることがどんなビジネスでも大事なのです。相手があって自分が伝えようとする時に、「伝えたつもり」、これが一番良くないのです。

 実は私の悩みなのですが、わが社でも取り扱っていますがスマホなのです。高校生などは一日3時間以上もスマホをやっている。気に入らなければ相手とコミュ二ケーションをとらなくてもいい。家に帰ってすぐ自分の部屋に行き、お父さんお母さんはだれとコミュニケーションをとっているのかわからない。世界中どこでも写真も送れて便利なんです。言葉を出さなくてもコミュニケーションが取れるようになりました。そのため何がなくなったか?「情熱」です。人間は言葉を通して話すから「愛」を感じるのです。
 100回、200回やってきてわからないことがあります。伝える人は反省しなければならないことがあります。と言うのは、聞く人というのは自分の聞きたいことだけに脳が働くのですが、伝える人はそこではない部分もおそらくわかってくれているだろうと思って伝えています。それはリセットしなければなりません。私のゴルフを例にとりますと20年のキャリアがありますが、アベレージは何と140、ベストスコアは126です。(笑) 本当なんです。 何でか? やる気がなかったからです。グリップの握り方がどうだなどとアドバイスを受けましたが、本人は飛ばすことしか頭になかったから聞いていなかったからですよ。本気で20年前にやる気を出していたら今は70台でまわっていたと思いすよ。言い訳ですけどね。(笑い)

 できないという人は何でできないのでしょう? 福井で人口80万人、長崎で143万人。人口がどんどん減っていく。どうしたら地方創生ができますかという話の前に、福井の皆さんがほんとうに活性化できると信じているかどうかですよ。自分が信じなかったら誰が信じますか? 自分でしょう! 自分ができると信じたら90%できます。
 私の人生で、女房とパート2人の小さなカメラ屋を継いで最高売上1700億円の会社にどうしてなったかというと何もないのですよ。ただ、目の前のことをやり続け、積み上げてきた結果だけなのです。

 私は今「世阿弥」に凝っています。皆さん70歳でも80歳でも「初心」がありますか?「初心」は10代、20代でどんどん変わっていくのです。自分の中にある目標を変化させながら今を生きていれば「初心」がどんどん進化していき、その結果どうなるか? 世阿弥の言葉を借りれば「自己更新」です。初心は老後の初心などいっぱいありますが、初心はどんどん変わっていきますから自分だけの目標を持つことが大事なのです。だから「初心忘るべからず」。

 いくら年商1500億の社長でも、自分の弱いところはいっぱいあるのです。66歳ですべてができると思っているのですよ。ところが私の持っていない感覚を若い人は持っているのです。
その若い感覚を次に伝えなければ100年続くジャパネットはできない。ということで、今年の1月15日、会社を辞めて今は給料ゼロで新しい会社「 A and Live」を立ち上げました。Aは(あきら)で、「あきらはまだ生きている」。(笑い) 何をするか? 今は答えはなしです。

 皆さんが習っているものは絶対価値があるということを信じて、自分が何でもできると思えばできます。夢を持ち続け、やり続けることができるかどうか。人間はどんなに頑張っても2回も生まれてきません。この会場の人は100年もすれば全員死にますよ。50年後かも知れませんが。(笑い)
皆さんとこの空気を共有したことも人生があるからこそなんです。人生を思いっきり楽しみながら生きていきましょう、ということで私の話を終わらせていただきます。

(広報部 小林 真人)

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会場を一杯にした市民

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高田 明氏

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レセプションで挨拶する石橋支部長